ボンボンショコラとはフィリングをチョコで包んだ一口で食べられるチョコレート。フィリングとは?

2023年のバレンタインが終わりました。
今年は初めて自分チョコを購入。ちょっと奮発して催事場でお高いチョコレートを。
買う時も、食べるときもワクワクと心躍るチョコレート。来年はサロンデュショコラに行きたい!

ぽてころ

チョコ初心者の方、私と一緒に知識を1つ増やしましょう!
甘いチョコレートとかわいい箱で心に栄養を。

よく聞くボンボンショコラっていったいどのチョコレートのことを言うの?

ボンボンショコラはチョコレートボンボン、ボンボン・オ・ショコラ、ボンボン・ドゥ・ショコラ、プラリーヌやプラリネ(ベルギー)、プラリーネン(スイスのドイツ圏)など呼ばれ方は様々。

目次

ボンボンショコラとは

ボンボンショコラとは
中にフィリング(詰め物)が入っている一口サイズで気軽に食べられるチョコレート
ほっと一息つく時のお供にびったりです。

ボンボンショコラ

中に詰められるフィリングには、ガナッシュ、プラリネ、マジパン、キャラメル、、、、など様々なものが使用されます。
これらのフィリングの外側をチョコレートコーティングしたものがボンボンショコラです。
見た目だけでは何が詰めてあるかわからないので、パッケージの中やパンフレットに商品の説明書きがあるものがほとんど。

特徴的なボンボンショコラ

トリュフ

トリュフ

有名なトリュフもボンボンショコラの一種。
トリュフは外側にチョコレートではなくココアパウダーや砕いたナッツ類でコーティングがされているボンボンショコラ。

オランジェット

オレンジ

オランジェットもボンボンショコラの一種。
砂糖漬けにしたオレンジの皮を使い、その周りをチョコレートでコーティングします。チョコはビターチョコレートを使用するブランドが多く、オレンジの甘みと酸味、チョコレートの苦みとまろやかさがマリアージュします。オレンジのほか、レモンや柚子などの柑橘類が使われることもあります。棒状のものが多いですが、オレンジを丸ごと使ったオランジェットも販売されています。

ボンボンショコラの製法

ボンボンショコラの製法は大きく3種類

  • 手作業
  • フランス式
  • ベルギー式

です。

手作業

成型したボンボンショコラのフィリングをチョコレートフォークを使い、チョコレートにくぐらせます。お家で作るときは、こちらの作り方で。普通のフォークでも代用可能です。

フランス式(エンロービング)

成形したフィリングをエンロバーという機械にセットします。レーンを流れていき、チョコレートのカーテンをくぐることで、コーティングされます。

特徴

  • コーティングが薄いため、フィリングとの繊細なハーモニーを楽しめる。
  • 大量生産が可能。

バレンタインシーズンにフランスのチョコブレンドが多いのは大量生産ができるエンロバーのおかげです。

エンロービング

ベルギー式(シェルモールディング)

モールド(型)にチョコレートを流し入れて、さかさまにします。余分なチョコレートを落としたのちに冷やしてコーティングを作ります。センターにガナッシュなどのフィリングを詰め、仕上げにチョコレートを薄く流し込み、再び冷やした後型からはずして完成です。

特徴

  • チョコレートコーティングに厚みがある。
  • ハートや貝殻などデザイン性のある形のものがある。

フランス式と反対に外側のチョコレートにも厚みがあるので、チョコレートをしっかりと味わいたい方に人気です。また、型によってさまざまな形があるので見た目でも楽しめます。

シェルモールディング

ボンボンショコラの中身(フィリング)の種類

ガナッシュ

ガナッシュとは、チョコレートと生クリームを混ぜて滑らかなクリーム状にしたもののこと。ボンボンショコラ以外にも、生チョコや、ケーキなど様々なお菓子に利用されていますが、ボンボンショコラで使う場合は、一般的な生チョコよりも柔らかい食感で仕上げます。滑らかなくちどけが特徴。チョコレートの種類や加える生クリーム乗り比率、さらにフレーバーとして加えるフルーツやナッツの色によってさまざまな色や柔らかさのものができるのが特徴です。

プラリネ

プラリネ

プラリネとは、ローストしたナッツ類とキャラメリゼした砂糖を混ぜ、ペースト状・粉末状にしたもののこと。ナッツのコクや食感、キャラメリゼの香ばしさなどが味わえます。使う素材によって多様な表現ができるのが魅力です。

ベルギーでは中に詰め物がしてあるチョコレートそのものをプラリネということがあるので、注意が必要です!ナッツが入っていると思ったらガナッシュのボンボンショコラだった。なんてことも。

プラリネを最初に販売したのはベルギーの王室御用達ブランド「ノイハウス」です。

ジャンドゥーヤ

ジャンドゥーヤとは、ローストしたナッツに砂糖を加えてペースト状にし、チョコレートを混ぜ合わせたものです。
船を逆さまにしたような三角柱の形が特徴的で、そのままジャンドゥーヤ単体で食べることもありますが、ボンボンショコラのセンターによく使われます。

プラリネとジャンドゥーヤの違い

1つ目の違い:チョコレートの有無
ジャンドゥーヤ…ローストしたヘーゼルナッツやアーモンドとチョコレートを合わせて作ります。
プラリネ…必ずしもチョコレートを加えるものではありません。
2つ目の違い:キャラメリゼの有無
プラリネ…砂糖を煮詰めてカラメル色になった糖液をナッツに絡める「キャラメリゼ」という工程があり、独特の香ばしい香りや食感が生まれます。
ジャンドゥーヤ…ナッツと砂糖を使いますが、キャラメリゼはせず、ローストしたナッツに砂糖を加えてすりつぶします。

マジパン

マジパンとは、ナッツ類をローストせずに粉末状にして、砂糖などを混ぜてペースト状にしたもののこと。ボンボンショコラ以外にも、動物や花の形に細工をして、ケーキのデコレーションとして使われることもあります

キャラメル

キャラメルとは、生クリームや水あめ、砂糖、バターなどを溶かし、煮詰めたもののこと。ほろ苦い味わいが癖になり、塩を入れるとまた違った味わいを楽しめます。

コンフィチュール

コンフィチュールはフランス語でジャムという意味。ガナッシュやプラリネと合わせて使用されることが多いです。

ボンボンショコラの保管温度

カカオ

ボンボンショコラの最適な保管温度は15~20℃

冬場など気温が低い時期は暖房を使用しない涼しい場所に置いておきます。冷蔵庫はチョコレートの最適な保管場所とは言えませんが、気温が20度程度の温かい時期には、ほかの食品のにおいが移らないようにジップロックに入れて、冷蔵庫で保管します。

ボンボンショコラのおいしい食べ方

鮮度が命 

ボンボンショコラの賞味期限は1か月~数か月と長いものも多いですが、早く食べた方がより香りや風味のゆたかさを味わえます。

温度

ショコラは口に含んで溶け出していくときに香りが広がります。20℃以上の室温でいただくことで、じわーっと香りが広がっていきます。冷えているとチョコレートのおいしさが感じられないので、いただく前に室温に戻しておくとよりおいしくいただけます。

定番のゴディバはベルギーのボンボンショコラ

日本でなじみ深いゴディバのチョコレート。
ちょっとご褒美に、大切な人へのプレゼントに、など大切な時に購入される方も多いのでは?

ゴディバはベルギーのチョコレートブランドで、チョコレートのほとんどはベルギー式のシェルモールディングで作られています。

  • チョコレートコーティングに厚みがある。
  • ハートや貝殻などデザイン性のある形のものがある。

そのため、チョコレートをしっかりと味わえ、デザイン性のある見た目に心躍ります。

シェルモールディング

ご褒美に、プレゼントにボンボンショコラで心に栄養を

日本ではバレンタインにしか手に入らない、フランスやベルギーのチョコレートブランドがたくさんある中、
チョコの本場ベルギーのチョコレートがいつでも購入できるゴディバ。
ご褒美に、プレゼントに、ちょっと贅沢なチョコレート、うれしいですね。

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